生活環境の安全と安心において、難しい専門的な情報や聞きたくないリスクを伝えることはお互いに負担感が大きく、誰しもついないがしろにしがちです。そこでLEMAでは、「伝える苦労から伝わる喜びへ笑顔で過ごせる生活環境を共に育む」をテーマにし、福島第一原子力発電所事故後の放射線の勉強会や食品の健康講話会の開催数トップの実績と現場経験を持ち(※1,2)、地域メディエ―タ(リスクコミュニケータ)として知られる半谷がメイン講師となりその極意を伝授します。みなさんも情報伝達のスキルを身につけてレイ・エキスパートを目指して頂ければ幸いです。
代表 早坂 織香
※1 だて市政だより 災害対策号70号
※2 朝日新聞 放射線の知識は対話形式で共有
生活環境レイ・エキスパート養成講座は、食物アレルギー関係を中心に構成されています。
当事者としての情報発信とコミュニケーションの向上を目指す講座です。
レイ・エキスパティーズ(Lay expertise)とは?
問題解決のためのコミュニケーションが困難な場合に、疾病者である当事者と専門家・医療者と共考・協働し問題解決に努める取り組みです。そしてその当事者をレイ・エキスパート(lay expert)と呼びます。
出典・松繁 卓哉.「患者中心の医療」という言説―患者の「知」の社会学
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784901988162
・Lay Expert (素人専門家) の制度化をめぐって
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kantoh1988/2007/20/2007_20_108/_article/-char/ja/
初級
・健康で幸せな生活を過ごすために
・食べる楽しさを実現するために
対象;サークルのリーダー等でコミュニケーションに興味を持たれている方
・参加費用
5,000円(外税)
初級講座 テーマは「安全と安心」と「欠如モデル」
午前 みなさんの疑問を一緒に考えましょう
・講座内容
1.安心と安全の違い
2.基準値とは?
3.リスクの相場観 質と量のバランス
120分(質疑10分;休息10分)
午後 メディエーションとリスクコミュニ
ケーションを知る
120分(質疑10分;休息10分)
・講座内容
1. メディエーションって何ですか?
2.Lay expertiseとは?
3.地域メディエータ半谷からの提案
ここまで60分
・ワークショップ
初級プレゼンテーションにチャレンジ
120分(休息10分)
1日で合計360分
中級
・生活環境改善のためのスキルの習得
・行動変容支援のためのスキルの習得
・自己肯定感の構築支援のスキルの習得
対象;サークルのリーダー等でコミュニケーションに興味を持たれている方
準備中
・講習費用
15,000円(外税)
講習会は講義5時間と実習2時間を2日間でいます
中級講座 テーマは「予防」と
「損失余命」
初日午前 大局的なリスクを知る
・講座内容
1.平均寿命
2.がん予防
3.損失余命
120分(質疑10分;休息10分)
初日午後 生活習慣病予防と損失余命
・講座内容
1.肥満と塩分
2.健康食品5つの問題点
3.食物アレルギー
4.安全<安心<楽しみ
120分(質疑10分;休息10分)
2日目 メディエーションを試みる
・講座内容
1.Lay expertが心掛けること
2.事実の前にあるもの
3.分かり易さと正しさ
・ワークショップ
中級プレゼンテーションにチャレンジ
180分
2日間で合計420分
上級
・リスクコミュニケーションのスキルの習得
・メディエーションのスキルの習得
対象;Lay expertiesを活用するための対話・共考・協働、さらには欠如モデルの克服を目的とする医師および専門家向け
準備中
・講習費用
20,000円(外税)
講習会は講義2時間と実習2時間で行います
上級講座;テーマは「共感」と
「幸せ」
午前 Lay expertiseとは?
・講座内容
1.医師とlay expertiseとの対話・共考・協働
の可能性
2.医師との付き合い方 子宮頸がんワクチン
騒動からの学び
3。丸山ワクチンによる終末医療の在り様
4。即時・非即時型アレルギー患者と医師
5.患者が病院・医師を選別するということ
6。福島第一原発事故後の甲状腺がん問題へのアプローチ
7. 公衆衛生医と臨床医の違い
8. 幸せとは何か 納得と安心
120分(質疑10分;休息10分)
午後 全員でディスカッション
・ワークショップ
上級プレゼンテーションにチャレンジ
1.「幸せとは何か?」(90分)
2.「共感」をどう捉えるべきか。(90分)
120分
2日間で合計240分